私は団塊の世代

団塊の世代の私が生きてきた時代を振り返ってみようと思います。私の記憶の間違いをご指摘くださるとうれしいです。

赤玉ポートワイン

 私に子供ができてから母に、「おやつに、お菓子じゃなくて果物をいつも食べさせてくれたこと、感謝してる。あたしも見習って、この子にはお菓子を与えないようにしてるの」と言ったら、「あの頃はろくなお菓子があらへんかったからや。今はおいしいお菓子がぎょうさんあるのに、家で食べさせてへんと、よそでがつがつして格好悪いえ」と、私の予想しない反応が返ってきた。確かに息男は甘い物に目がなく、他家で菓子を出してもらうとがっついた。息男ほど食い意地の張っていない息女は、私が取り分けてやらない限り食べなかったが。私は2人に、菓子より体によい食べ物をとらせようと努めた。私の方針の成果は不明だが、強いて挙げれば、虫歯ができなかったこと。これも、夫と私の遺伝で生まれつき歯が丈夫なだけかも。甘い物大好きだった息男は成長と共に嗜好が変わり、51歳の今は食事の味付けも甘さ控えめの方が喜ぶ。
 彼男は代わりに酒が強くなって驚く。子供の頃はワインの臭いを嗅がせただけで拒否した。親の私達も下戸だから似たのだろうと思っていたら、成人後は夫と一緒に飲んでも、夫のように赤くならないし、酔った言動も全く見せない。マイコも両親と私に似ず、酒に滅法強い。小学生の頃から両親と一緒に、赤玉ポートワインやハチブドー酒を平然と飲んでいた。父が私にも10mlぐらいついでくれるが、私は舌でなめるだけ。「キリコの唾が入って、前より増えてる」と父によくからかわれた。

赤玉ポートワイン:サントリーのHPより

×

非ログインユーザーとして返信する