私は団塊の世代

団塊の世代の私が生きてきた時代を振り返ってみようと思います。私の記憶の間違いをご指摘くださるとうれしいです。

マクワウリ

 メロンの仲間のマクワウリもよく食べた。果皮は黄色で実は白。キュウリのように味が薄いけれど、我が家は好きだった。マクワウリ以外のメロンは当時マスクメロンしか存在しなかった。高嶺の花のマスクメロンは成人するまでに数回切れ端を食べる機会があった程度である。私が高校生の頃にやっとプリンスメロンが出現した。プリンスメロンはマクワウリより随分メロンらしくなっていたが、ネットがなく、果皮がつるつるしている。「サカタのタネ」が開発し、1962年(昭和37年)から販売された。ネットメロンを存分に食べられるようになったのは、同じく「サカタのタネ」が開発したアンデスメロンが出回る1980年代以降である。
 そのほか、ブドウ、梨、柿など、食後のデザートやおやつに、果物をふんだんに食べさせてもらったが、桃だけは家で食べられなかった。母が、「桃はあたったら怖い」と言って買わないのだ。子供の頃にスモモを食べて腹を壊したとか。スモモと一緒に食べた物が食中毒の原因だったのではないかと私は憶測するのだけど。スモモはともかく桃まで敬遠することはないと思う。結婚後の私はほかの果物同様、桃もせっせと買って子供達に与えた。

左マクワウリ:DELISH KITCHENのHPより
右プリンスメロン:「サカタのタネ」のHPより

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