私は団塊の世代

団塊の世代の私が生きてきた時代を振り返ってみようと思います。私の記憶の間違いをご指摘くださるとうれしいです。

幼稚園

 K幼稚園もやはり楽しい所ではなかった。よし子ちゃんと一緒だったら、もう少し居心地がよかったかも。卒園まで同級生の女の子の誰とも親しくなれなかった。でも自分で行くと言い出したのだから我慢して通った。あのブランコの『しっかりした子』に、通園を始めてまもなくから意地悪されるようになった。帰りの時間に歌を歌うとき、足踏みして腕を前後に振るのだが、彼女の前にいる私の体にわざと腕を当てたりする。私より小柄でか弱そうな女児を見つけたので、彼女もいじめられているのかしらと観察していたら、彼女はブランコの子にかわいがられて、意地悪どころか何かと面倒を見てもらっていた。彼女はいつもにこにこしていて感じのよい子だからか? おどおどして陰気な表情の私とは大違いだろう。私だって楽しければにこやかな顔になれるのだけど。
 一緒に通園した五郎ちゃんとは気が合った。五郎ちゃんが私の家に一番近いから一緒に帰りなさいと、先生が勧めてくれた。行きも帰りも彼男と楽しくおしゃべりできたので、幼稚園を続けられたのかもしれない。小学校1・2年も同じ組で一緒に登下校したが、幼稚園や学校の中ではほとんど顔を合わさない。

×

非ログインユーザーとして返信する