浴衣時代の父は、暑い季節は浴衣を着ずに、下着（アンダーシャツとステテコ）に下駄で近所を散歩していた。2008年の北京オリンピックの前に、下着姿で外を歩くべからずと中国政府が男性国民に注意を促したことを聞いて、半世紀前の日本の風俗と同じだと感慨深かった。東京オリンピックの前に池田首相も釘を刺した。北京では『痰を吐くのをやめよう』と書いた横断幕も張られたとのこと、父も散歩中よく痰を道に吐いていた。27日の朝日新聞夕刊『取材考記』に因れば、昭和時代は『駅のホームに必ず痰つぼがあ』ったそうだ。大人の男性が道端で立ち小便するのも、当たり前の風景だった。子供なら女児でも道端や原っぱにしゃがんで排尿する。友達の家の庭で遊んでいるときに、「オシッコしたい」と言うと、「庭でしときなさい」と友達の親に返されることもある。

小便小僧：Wikipediaより