関西弁6
私は自分のことをK小学校では『わたし』と言っていたが、東京のS小学校転校後は即級友を見習って『あたし』に変えた。ちなみに母姉妹は『わたし』じゃなく、『うち』、祖母は『わて』と言う。男児は関西も東京も『俺』と『僕』。父も『俺』だが、弟の四郎叔父は『わし』だ。広島育ちの夫も、広島から離れて60年たつのにずっと『わし』で通している。
二人称の『あんた』は即『あなた』に変更。関西弁の『あんた』は親に対しても使うので、私が家で母に『あんた』と呼ぶのを知った東京の友達は驚いていた。親に失礼だと感じるらしい。英語のyouと同じ使い方なのだけど。母の幼なじみの家についていったとき、彼女の息女が彼女に向かって『あんた』を連発するのを聞いて、既に東京弁に慣れていた私はやはり違和感を覚えてしまった。大人の関西人は、初対面の人には『おうち』と尊敬語を用いる。親しくなると『あんた』に移行。『おうち』は共通語の『お宅』に相当する。