私は団塊の世代

団塊の世代の私が生きてきた時代を振り返ってみようと思います。私の記憶の間違いをご指摘くださるとうれしいです。

斎藤喜博

キリコ

 数学嫌いの中高生に、「数の計算は四則演算ができるだけでよいと思う。方程式やグラフなんて知らなくても大人になって困ることはないでしょう」とよく言われるが、確かにその通りだと私も思う。私は数学の問題を解くのが楽しいから、解いているだけ。ある事象が起きる確率を求めたり、微積を使って力学の現象を理解したり、中高で習う数学はいろいろ役に立つけれども、知らなくても日常生活に困らない点は跳び箱と同じだ。現に多くの大人は中学レベルの数学が解けない。一郎伯父は小学校しか出ていなくてもその後の努力で仕事に必要な知識を身につけ、大金持ちになった。でも数学の能力は中学生より劣ったままだったろう。

 三十代の頃に教育者の斎藤喜博の動画を見る機会があった。小学生に跳び箱を教える授業だ。全員が跳べるようになったのを見て、私以外の同席者は驚嘆していたが、私は吉村先生代理のマッチョな男性教諭も成功しているのを経験済みなので、強制すればどの子も跳べるようになるのだと、斎藤先生のテクニックを賞賛する気になれなかった。それに跳べるようになりたくない子がいてもよいではないか。級友達の面前で恥をかきながら練習したくない。彼男が校長だった頃の本も読み、教員達が彼男に操られたロボットのようで、こんな校長の下で私は働きたくないと思った。教員の個性や自主性をもっと尊重してほしい。多様な考えの教員と接して子供達は成長する。


  

  斎藤喜博:Wikipediaより

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