私は団塊の世代

団塊の世代の私が生きてきた時代を振り返ってみようと思います。私の記憶の間違いをご指摘くださるとうれしいです。

ミッチー

キリコ

 皇太子妃を『ミッチー』と呼ぶなんて、今では考えられないだろう。三十余年後に明仁上皇の二男、秋篠宮が結婚したとき、親王妃を『紀子さま』と皆が言うのに私は違和感を覚えた。明仁上皇の妹で皇族一番の人気者だった清宮貴子(すがのみやたかこ)内親王は、『ミッチー』より前から『おスタちゃん』と呼ばれていた。『すがのみや』のスと『たかこ』のタを取ってつけられた愛称である。明仁上皇の弟は『火星ちゃん』。明仁上皇の結婚後まもなく生まれた長男、今上天皇は、徳仁(なるひと)という名前なので『ナルちゃん』。今はなぜメディアは皇族を愛称で呼ばなくなり、ひたすら『さま』をつけるようになったのだろうか? しかし新聞は皇族の行為に尊敬語を使わなくなっている。以前は「お会いになった」と書かれていた文が今は「会った」、「訪問された」が「訪問した」という具合に変わっている。図書館で調べたところ、朝日新聞は1995年(平成7年)に変えたようだ。

 私の父は昭和天皇を「テンちゃん」と言っていた。戦時中徴兵されてひどい目に遭ったのになぜ親しげに呼ぶのだろうと不思議だったが、親戚の多くが皇族をあがめているのはもっと解せなかった。いち子伯母など、家を焼け出されるわ、夫をシベリアに抑留されるわ、踏んだり蹴ったりなのに。もっともっと過酷な運命に翻弄された国民も大勢いる。私が被害者だったら昭和天皇を何回死刑に処しても恨みは消えないと思うのだけど。

 昭和天皇の長女は70年近く前にテレビ番組『私の秘密』に生出演した。おスタちゃんも、私が中学生のときにNHKラジオの『朝の訪問』というトーク番組に出て話すのを聞いた。昭和天皇の逝去のときも、おスタちゃんが皇族を代表して記者会見した。最近では高円宮をテレビのトーク番組『徹子の部屋』で何回か見て好感を持った。彬子女王も先日『徹子の部屋』に出た。佳子内親王、愛子内親王、悠仁親王もバラエティー番組に出演したらいいのに。皇室の人気が高まるのじゃないかしら。


おスタちゃん:Wikipediaより

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